家を購入する際の住宅ローンの仕組みは時代によって変化しています。
住宅ローン金利グラフ

 

 

 

 

 

 

参考資料:銀行変動金利

特にバブル崩壊後、住宅ローン・土地・銀行の仕組みそのもが大きく変わりました。住宅ローンの金利は1991年の年利8.5%から急激に落ち、現在の住宅ローン金利競争から年利が1%を下回るプランも生まれました。

貯蓄のメリットは今と昔では全然違います。

1990年代の住宅ローン金利は年利8.5%となっていました。このため頭金を貯金した上でローンを組む必要がありました。

しかし、1990年まではまだ貯金のしやすい時代でもありました。

ゆうちょに100万円預けておけば10年後には2倍の200万円になるような時代でしたので、ざっと計算すると年間の複利は7.2%と非常に高く月5万円の定期預金を組めば10年で600万円が900万円ほどになりました。

しかし現在の複利0.04%で同じ金額に到達するには約1800年かかります。

最新の住宅購入方法

1980年代は終身雇用制と年功序列を軸とした考え方で、年をとるほど給料が上がることを前提とした制度が多く取られていました。そのため貯蓄の複利が多く、住宅ローンの金利も高くても成り立ちました。また、地価が上がり続けるという状況があったため、資産価値もあり、貸す方も借りる方もメリットがありました。

しかし現在、終身雇用制が崩れ、成果主義となりボーナスも節税の意味合いが薄れたため、低く抑えられています。

銀行の仕組みもそのような社会情勢に合わせたものとなっており、低金利で長期貸付によって利益を出す方法にシフトしました。

そのため比較的年収の低い20代のうちから住宅ローンを組める「フラット35」が主流となり、1991年には年利8.5%だった金利も、銀行によっては2.3%など極力金利を抑えた住宅ローンを組めるようになりました。

貯めるより買った方が安い家

もしも、すでにご家族がいて、賃貸マンション・アパートなどで生活しているならば、お金を貯めてから住宅を購入するより購入してしまった方が安い場合があります。

例えば家賃8万円の賃貸アパートに住み、1歳と3歳のお子さんがいて今後幼稚園に通わせなければならない。

こんな状況の場合皆様はどのように考えますか?

多くの人は二人とも幼稚園に通わせる負担が減ってから住宅購入のための貯蓄を始める事を計画するでしょう。しかし考えてみてください。1歳のお子さんが小学校に上がるまでの5年間。支払い続ける家賃や生活費の事を少なくとも、毎月8万円の家賃と2年ごとの更新料を払わなければなりません。そうなると家賃だけで約500万円の支出となります。逆に考えると今から住宅ローンを組み8万円づつ払っていれば約450万円分は返済できている形になります。

定年までに完済する事を考えるとフラット35のリミットは30歳。5年間というのは非常に長い猶予となります。

貯蓄よりも土地探し

もしも家を買う意思があるのであれば貯蓄をするよりも土地を決める事に対して動き出した方がよいかもしれません。

土地探しは探し始めてから見つかるまで平均1年4ヶ月かかると言われています。

それだけに理想の土地や物件というのは見つかりづらいものです。100%理想の場所というのは見つからない以上、物件選びの優先順位を決める事が一番重要です。

挙げればきりがないものなので、そのきりのない条件から10つまで絞り込み、絶対外せない条件をふたつまで絞り込めば選ぶ事も容易になります。

断捨離を実行する事で、すべて満たされなければ満足しないのではなく、不便を楽しむ余裕ある選択が可能になるかと思います。